Influence of iron supplementation on fatigue, mood states and sweating profiles of healthy non-anemic athletes during a training exercise: A double-blind, randomized, placebo-controlled, parallel-group study.（査読付）

Contemporary Clinical Trials Communications 32 101084

アスリートにとって鉄分は特に重要であり、スポーツパフォーマンスとアスリートの日常食における鉄分調節との関連に注目が集まっている。
本研究では、日常的に低用量（3.6mg/日）の鉄分補給を摂取した発汗運動習慣のある非貧血アスリートのストレス、気分状態、疲労、ストレスに関する新しい知見を明らかにした。この二重盲検無作為化プラセボ対照並行群間試験では、非貧血の男性（N=51）および女性（N=42）アスリートに、それぞれの指定臨床施設において4週間にわたるフォローアップトレーニング運動期間中に既知の鉄製剤（SunActive® Fe）またはプラセボを補給させ、鉄の経口摂取の効果を疲労、ストレスプロファイル、およびProfile of mood state（POMS）テストを用いたQOL（生活の質）への影響について検討した。ストレスバイオマーカーは唾液アミラーゼ, 唾液コルチゾール, 唾液免疫グロブリンAを測定した。
全体として、本研究の結果は、低用量（3.6mg/日）の鉄分補給の日常的な使用が、非貧血の持久系アスリートにとってストレスの改善に有益であることを示している。

Mahendra P. Kapoor・Masaaki Sugita・Mikiko Kawaguchi・Derek Timm・Aki Kawamura・Aya Abe・Tsutomu Okubo

Contemporary Clinical Trials Communications 32 101084
https://doi.org/10.1016/j.conctc.2023.101084