「本学におけるピアノ指導法改革についての一考察」 ―バイエル教授法からの脱皮―
全国大学音楽教育学会(日本学術会議協力学術研究団体) 関西地区学会 平成21年度後期研究会 大阪市立総合生涯学習センター 第一研修室
兵庫大学短期大学部における「器楽」の授業ではバイエル教則本を中心に個人レッスン形式を取っているが、果たしてバイエルが保育者を目指す学生にとっての「基礎技能」となるものなのか、ということが問題となっていた。保育所や幼稚園からは「もっと子どもの歌が弾けるようにして欲しい」という要望が強く出ている現状がある。その必要性を強く感じ、バイエルを取りやめ、子どもの歌コード奏法主体のレッスンに切り替えた。その上で学生へのアンケート調査を実施、保育者養成校における鍵盤楽器指導の在り方について提唱する。
大串和久、伊藤嘉子、中島龍一、井原真理子、小杉裕一、宋容希、田村幸造、津田安紀子、藤田浩恵