大脳の発達障害 in 「人間発達と心理臨床」
協同出版
大脳の発達障害について概説するとともに、小頭症動物モデルによる大脳発達障害の形態学的研究結果を詳しく紹介した。具体的には、胎生期に母獣にメチルアゾキシメタノール アセテートを投与して誕生した小頭症ラットの大脳皮質と視床との視覚系神経線維連絡の異常を明らかにした。また免疫組織化学的方法を用いて、セロトニン神経細胞の発達障害を形態学的に小頭症ラットにおいて明らかにした。
丸井文雄、蔭山英順、神野秀夫、伊藤義美、舟橋厚、水野りか、他
「大脳の発達障害」 p. 227-246