その他の研究業績等に関する事項

基本情報

氏名 服部 辰広
氏名(カナ) ハットリ タツヒロ
氏名(英語) HATTORI Tatsuhiro

翻訳書、学会発表、講演等の名称

遅発性尺骨神経麻痺の1例

その他分類

国内学会発表

単・共の別

発行または発表の年月

2002/12

発行所、発行雑誌等又は発表学会等の名称

第11回日本柔道整復接骨医学会

概要

遅発性尺骨神経麻痺は肘関節の外傷後一定期間を経過した後に出現する尺骨神経麻痺であるが、原因外傷の多くは小児期の上腕骨外顆骨折といわれる。外傷発生から麻痺発生までの経過については諸説があり、数年から十数年とする報告が一般的である。今回我々は受傷から40年以上経過した後に発症した遅発性尺骨神経麻痺の1症例を経験した。本症例において原因となった外傷は、長期間が経過しているため判断が困難であったが、多くの文献に記載されているような偽関節は存在せず、何らかの原因で上腕骨外側部の成長障害が生じた結果発生したと考えられた。尚、小児の肘関節部骨折においては、骨癒合、機能的回復のみでなく、長期的視点から経過を観察する必要があると思われる。

共著者等

梶規子、樋口毅史、松田康宏、福島英夫、服部辰広

掲載ページ数

第11回日本柔道整復接骨医学会(抄録p.60)