日体柔整専門学校における柔道活動中の外傷調査—「外傷報告書」の分析から—
第23回日本柔道整復接骨医学会
過去13年間における日体柔整専門学校での柔道による外傷140例について、外傷の種類、発生部位、発生原因などを外傷報告書をもとに調査した。調査の結果、柔道では上肢の骨折・脱臼が他競技に比べ多く発生しており、特異性が窺われた。また発生原因としては投げられることによる受傷が圧倒的に多かったが、部位ごとに詳細な調査を行った結果、発生原因は発生部位によって割合が異なっていた。つまり、外傷の部位によって原因は異なり、その予防法も一様ではないことが示唆された。
服部辰広、樋口毅史、松田康宏、小林喜之、小枝宰、又吉啓太、吉田裕輝、立花要、熊谷将史、竹内えり、園部英貴
第23回日本柔道整復接骨医学会(抄録p.97)