スポーツ史学会第32回大会シンポジウムを聞いて
「ひすぽ」No102 スポーツ史学会
本稿では、「スポーツにおけるドーピング問題」と題するスポーツ史学会第32回大会シンポジウムについて検討した。スポーツにおけるドーピングでは、「エンハンスメント」を目的とするドーピング問題に気を取られ、「治療」を目的とするドーピングを制限することが、1人の人間としての選手の健康を脅かす危険性をはらんでいるのではないか。
pp.4‐5.