保育者養成研究はカリキュラム論に関して何を明らかにしてきたか : システマティック・レビューによる分析（査読付）

保育者養成教育研究, (5), 61–71.

本研究の目的は「保育者養成研究は，これまでカリキュラム論に関してどのような研究知を明らかにしてきたか」を明らかにすることであった。Sawyer,R.K.(2017)の手法に基づき，2001年以降刊行の保育者養成教育の研究論文に対してシステマティック・レビューを行い，検索の結果ヒットした約3000の論文の中から該当する論文を取り出し，「量的研究方法の厳密さ」，「質的研究方法の厳密さ」，「対象」，「採用された教授法」，「学生の学修アウトプット」，「評価法」の観点から研究知を明らかにした。その結果，2019年6月時点では，カリキュラム論において「何を教えるべきか・それをどう教えるべきか」が明らかにされていることなどがわかった。

若山育代, 若尾良徳, 入江良英, 後田紀子, 小尾麻希子, 桐川敦子, 佐藤有香, 新家智子, 目良秋子

共同研究につき本人担当部分抽出不可能