生活発表会の形成プロセスにおいて,幼稚園教諭がどのような意図で指導や環境構成を行っているのか,また生活発表会の取り組みが幼稚園教育において育みたい資質・能力につながっているのか,幼稚園教諭3名のインタビューから検討した。教師は,幼児の主体的な活動を促しながらの遊びを通しての指導,幼児一人一人の特性に応じた指導が行っていた。また,「みんなで」という意識づけや,それまでの生活や遊びからつながりを持たせようという意図を持って取り組んでいた。さらに,幼稚園教育において育みたい資質・能力子どもの姿として現れていることが明らかになった。