実践研究ーー特別支援学校におけるスポーツ活動中の外傷・障害発症と安全管理体制の実態
大阪体育学研究
全国の特別支援学校(小学部・中学部・高等部)の体育担当教員または養護教諭に対し,質問紙調査を実施した(回答数518校).質問項目は,外傷発症件数およびスポーツ活動中における安全管理体制とした.重回帰分析の結果,「打撲」「すり傷・切り傷」「骨折」の発症は,スポーツ活動中の安全管理体制が積極的に行なわれているほど件数が少なく,特に「救急処置に関する研修」や「日頃からの児童生徒の体調把握や保護者との連携」を積極的に実施することが特定の外傷・障害の予防に寄与する可能性が示された.
竹内亮、植木章三、岩岡研典、金山千広、田中信行、三木由美子、山﨑昌廣
p.73~p.83 調査内容、調査対象、分析