障害者スポーツの歴史的変遷からみた意義と今後の方向性
日本スポーツ法学会年報第13号
わが国の障害者スポーツの発展は、国際大会の開催を契機として、行政の主導により行われてきたといえること。また、所管する行政は、いわゆる一般のスポーツとは異なるが、その理由にはふたつの事が考えられ、ひとつは国際的にも障害のある人のスポーツがリハビリテーションとしての効果が大きかったこと、また当時は、肢体不自由児の養護学校ですら義務化されていなかったことから、障害がスポーツを行う環境を旧文部省の所管では無かったということなどについて、過去の資料等を元に考察した。
p.35~p.46