日本人男性脊髄損傷者(胸髄から腰髄損傷)と片下肢切断者(下腿から大体切断)に、スポーツセンター等の現場においても測定可能な体力測定項目を実施し、その測定結果より、総合的な体力レベルを推測するための指数(体力指数)を、多変量解析(因子分析、主成分分析、多重回帰分析)により求め、さらにその値より5段階評価基準を示した。さらに、有酸素性能力(VO2peak )及び無酸素性運動能力(40秒pawer)を指標として、先の体力指数を妥当性を検証し、その有効性を示した。これらのことから、脊髄損者及び片下肢切断者を対象者にした体力指数及びその評価基準の有効性を示した。