全国都道府県教育委員会に対する車いす使用者の保健体育教諭採用の可能性に関わる調査
第32回医療体育研究会・第15回日本アダプテッドスポーツ学会 第13回合同大会
車いす使用者が、保健体育教諭の教員採用試験を受験できるのか、また採用の可能性があるのかを、都道府県教育委員会に電話による聴取調査を行い考察した。結果は、これまでに新規採用はなかった。試験への対応は、“実技試験”では「無い・一般と同じ」7教委、「申請があってから検討する等」18教委等の結果であった。採用では、“授業で見本が見せられるか疑問”等の否定的なコメントが12教委で、逆に“見本はDVDの活用などで対応できる”等の肯定的なところが2教委あった。全体としては、採用に障壁が多いといえる。
共同研究:柳澤奨吾、横山順一、田中信行、渡辺真美