身体障害者スポーツ選手の体力・運動能力が運動成績に及ぼす影響
日本体育大学保護者会奨励研究
本研究は、車いすを使用して競技を行う身体障害者を対象に、体力と運動能力の測定を実施し、走能力に対する体力要素の貢献度を多変量解析により求めた。その結果、国際競技大会経験者は、その未経験者と比べ、上肢筋力とともに無酸素性能力の持久性を測定する40秒Powerが優れている傾向を示した。車いすを使用した競技であっても、技術練習以外に体力要素を高めるためのトレーニングを並行して行う必要性が強く示唆された。
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