アンチ・エイジングシリーズNo.4 進化する運動科学の研究最前線
エヌ・ティー・エス
テーピングの目的として,応急処置としての固定,関節可動域制限,障害部位の保護,障害発生の予防・再発予防などが一般的であるが,その他,「固有受容性感覚によるフィードバックの提供」,「痛みの軽減効果」,「安定性・可動性の改善効果」を目的として行うことがある.これらは機能的テーピングと呼ばれているが,これらの方法に対するエビデンスが明確ではない.そこで,これまでの研究成果をふまえて,機能的テーピングの現在までの研究結果の現状と今後についてを概説した.
北条達也,中村雅俊,伊藤 譲
第担当部分:2編QOL向上のための運動科学,第2章運動による疾病予防,第4節「運動障害とテーピング効果」p.258~p.266