大正後期の学校体育における女子のダンス教材に関する研究
運動とスポーツの科学 18巻1号
大正後期の社会一般におけるダンスの価値を考察したところ、ダンスの実践を通して日本女性の姿勢を改善し得る効果が期待されていたことが分かった。また、学校体育においても同様にして、ダンスは女性の健康増進の手段と理解されていたがゆえに、これは女性に適した教材であるとみなされた。具体的な教材選択にあたっては、生徒の心理的要求や生活事情を考慮する必要があるとされていた。
笠井里津子・津田博子・仲間若菜
pp.51~61(共同研究により抽出不可能)