手技療法による骨格筋血流変化の定量評価 : 拡散相関分光法による検討 (査読付)
日本体育大学紀要
手技療法は様々な医療の分野での治療の目的として運動器へ適用されている代表的な治療法である。手技療法は局所血流を増加させ,浮腫および疼痛を減少させるという仮定のもとに適用されているが,科学的な根拠に基づく計測方法や評価方法が確立されていない。そこで,近年開発が進んでいる血流光計測技術である拡散相関分光法(diffuse correlation spectroscopy: DCS)を用いて,手技療法前後の局所筋血流の変化を非侵襲的かつ定量的に評価することについて検討した.
松田 康宏,中林 実輝絵,宮本 彩華,小野 弓絵
日本体育大学紀要 48(2), 81-87