柔道整復師国家試験における筋系問題の出題傾向に関する研究 −解剖学・運動学分野から出題された問題の調査、分析より− (査読付)
日本体育大学紀要
柔道整復師国家試験において、解剖学・運動学分野からの出題は全体の約20%を占め、国家試験対策の上では非常に重要な科目である。特に筋系からの出題は、柔道整復師の業務特性と関係するため出題数が多い傾向にある。今回、国家試験対策の一助となることを目的とし、過去に出題された筋系問題を調査、分析した。調査結果では筋の作用、起始・停止、神経支配に関する問題が筋系問題全体の65.9%を占めており、国家試験対策において重要な項目であることが確認できた。
服部辰広,久保山和彦,松田康宏,伊藤 譲
日本体育大学紀要48(2),71-79