地域ネットワーク作りにおけるスクールカウンセラーの役割
日本大学文理学部心理臨床センター紀要第2巻1号
地域援助は心理臨床の役割のひとつである。しかし、その地域援助としてスクールカウンセラーが教育現場で実際に行えることは与えられている時間内では限られている。そこで、「こころの健康」を守るシステムを機能させるため、地域の資源である他機関の専門家らと協力し、地域の特性を考慮したネットワークづくりを行った。本研究はその事例を報告し、筆者がスクールカウンセラーとしての役割を果たした地域援助のあり方について検討したものである。
p.27-36