体育学の一領域としての体育管理学の成立過程:スポーツ経営学史研究の一環として(査読付)
体育・スポーツ経営学研究26(1)
本研究は、日本におけるスポーツ経営学の成立を視野に入れながら、スポーツ経営学の前身である体育管理学の成立過程を明らかにしたものである。日本では大正13年に国立体育研究所が設立されたのを契機として、体育研究が本格的に進められるようになった。その後、昭和10年頃に国内で体育学の体系が整備されると、体育管理がその一環に位置付けられた。これらが戦後、大学における体育学部の設置に伴って、科学としての体育管理学へと発展を遂げた様子が明らかにされた。全ページを担当。
佐野昌行,冨田幸博
pp.53-71