みるスポーツをとおして人々の生活を豊かにしたりまちづくりするためのマネジメント方略を様々な視点から研究している。近年は特にスポーツ鑑賞の「みる力」の指標化を試みている。昨今のみるスポーツマネジメントが競技場に観客をいかに集めリピートさせるかに関心が寄せがちだが、みる力を指標化できると、能力に応じた見たり知ったりするための新しいプログラムの開発が可能となる。とくにファシリティマネジメントの在り方が、単に観客に試合を見せるためだけの施設経営から、子供から大人までが集い、スポーツ鑑賞を楽しみ、競技・ゲームの在り方を考えるような、新しいスポーツ空間を創造するマネジメントへと革新させられると考えている。