各小学校で器械運動を学習している生徒は、様々な評価規準、指導のもとで学習を進めてくるため、要求している技のできばえや評価観に差異が生じている。また、それに伴って器械運動の好き嫌いにも大きな影響を及ぼしていることが考えられる。
近隣小学校との単元における系統的な指導計画の検討や接続の必要性、中学校1年生段階では小学校からの学習を再確認すると同時に、評価規準を整理しながら「技」と「必要な動き」の理解を導入する必要性があると考えた。
そこで、本研究では、研究主題を「基礎基本の定着を目指した学習指導の工夫」、副題を~近隣小学校との連携による接続を意識した単元計画と学習過程の工夫~とし研究を行った。