1歳児クラスにおける保育室の空間構成のあり方に関する研究 - 遊び場面における子どもの「とどまる」行動に着目して-
東京家政大学博物館紀要、第22号
本研究では、1歳児クラスの空間構成された保育室において、子どもの「一つの空間にとどまって遊ぶ」行動に着目し、どのような背景でおこるのか、その頻度を分析することを通して、空間構成の方法論となる視点を見いだすことを目的とした。その結果、1歳児クラスの子どもにとって、保育者が在る遊び空間である「拠点」が、子どもの一つの空間にとどまって遊ぶために重要な役割を果たしていることが明らかになった。
増田まゆみ、齊藤多江子
p63~p75