学術論文

基本情報

氏名 中澤 真弓
氏名(カナ) ナカザワ マユミ
氏名(英語) NAKAZAWA Mayumi

名称

救急救命士養成課程学生による災害ボランティア活動の学修効果の検討
―宮城県伊具郡丸森町・令和元年台風 19 号被害救援活動より―(査読付)

単著・共著の別

共著

発表年月

2020/08

発表雑誌又は発表学会等の名称

日本体育大学紀要第49巻P2029–2035

概要

【背景】日本は災害大国であり,救急救命士は災害医療について学ぶ必要がある。2019 年 10 月
に発生した台風 19 号が全国各地に多大な被害を及ぼしたことに伴い,文部科学省は災害ボランティア
活動(以下「災ボラ」)への参加を大学の実習単位と認定することを通知した。【目的】救急救命士養成
課程の学生が災ボラに参加することは救急救命士資格取得に有用であるか検討した。【方法】2019 年 11
月 30 日・12 月 1 日で日本体育大学救急医療学科 2 年生 45 名(男 40・女 5)が宮城県伊具郡丸森町の台
風被害救援活動に参加した。活動後に 6 問からなるアンケートを行い,災ボラへの参加が救急救命士資
格取得に有用であるか検討した。【結果】n=43(回収率 96%)。84%の学生が災ボラへの参加は救急救命
士資格取得に有用であると回答した。特に「現場を見る」「被災者への接遇」「チーム活動」の学修効果
があった。90%超の学生が「また災ボラに参加したい」と意欲を見せた。【考察・結語】救急救命士養
成課程の大学生が災ボラに参加することは,被災地支援のみならず将来の救急救命士資格取得のための
学修効果が期待される。

共著者

中澤真弓,鈴木健介,小川理郎

掲載ページ数

P2029–2035