【背景】2015年、「救急蘇生法の指針2015市民用」において一般市民の行う応急手当としてファーストエイドが記載された。しかし、その普及状況は明らかでない。【目的】Twitterでファーストエイドを紹介し、情報拡散の程度を検証した。【対象】2018年5月1日現在、フォロワー1196人。【方法】2018年5月2日から9日までの8日間、「救急蘇生法の指針2015市民用」第7章に掲載されているファーストエイドの16項目をTwitterで紹介した。Twitterアナリティクスを活用し、情報の拡散状況を分析した。【結果】2018年5月10日現在、合計129,815件のインプレッション、6,455件のエンゲージメントを得た。フォロワーは117人増加した。Twitterアンケート機能を用いた調査で99%のフォロワーが「ファーストエイドの投稿は役に立つ」と回答した。【考察】Twitterを用いることで短期間に多くの人にファーストエイドの情報提供を行うことができた。しかし、制限文字数内で正しく伝わったか否か、また、実際の現場で役に立ったかどうかは確認できず、今後の課題となった。【結語】Twitterは少人数・低コストで応急手当の情報発信が可能である。