すべての子どもが利用できるように、ユニバーサルデザインに基づいたインクルーシブな(インクルーシブな状態を目指した)都市公園の遊び場が整備されつつある。本研究は、インクルーシブな遊び場と障がい児の利用に着目し、全国の整備状況を俯瞰しながら整備計画プロセスと管理運営の実態、障がい児の遊びと遊び場の利用実態から、成果と課題を明らかにすることを目的とする。
調査から得られた学術的知見、プレーリーダーのいる冒険遊び場や国内外のインクルーシブな遊び場といった先行事例の分析に基づきながら、今後のインクルーシブな遊び場の整備計画、管理運営のあり方を模索し、障がい児の利用を促進する具体的な方策を見出す