日本体育学会における柔道研究の趨勢
日本体育大学紀要 23(2)
柔道競技の国際化は、競技水準の向上を促し競技者に対してより一層の競技力の向上を求めるようになった。しかしながら、柔道一般の研究は、質的にも量的にも満足がいくという状況にあるというわけにはいかない。この方面の科学的研究は、その緒についたばかであり、どの様な研究がどれほど蓄積されてきたかについての検討が立ち遅れているといわねばならない。この調査研究では、柔道研究に着手するための基礎的な資料を得るために柔道に関する研究の目録を作成しその研究の趨勢をあきらかにする。
山本洋祐,古賀稔彦,鏑木文隆
p.81~p.94