2010年に日本で行われた世界選手権大会において、全日本女子チームがスターティングラインアップをいかに効果的に作成したかを検証した。大学選手権大会及び春の高校選抜大会の過去のデータを参考にして、ゲームを有利に進める上で有効であるラインアップストリームを予測し、レセプション・アタック及びトランジションフェイズでの得点確立の推移を予測し、相手よりも優位にゲームを展開する上では、どのスターティングラインアップが望ましいか予測した。また、今後は、今回検証した方式であるホモカップリング方式とクロスカップリング方式の分析を用いてより良いゲームプランを提案していきたいと考えている。