2008年の「テクニカルスタディー2007」において島津らは、2007年のグランプリ大会およびワールドカップ大会を通して、サービスの際に狙う選手と避ける選手について報告した継続研究である。第1セットのサービスの際にどの選手を狙い、どの選手は避けるか、同時に第2セット以降ではいかにするか、2008年の男女オリンピック最終予選大会およびワールドグランプリ大会第4週における日本男女チームの試合から、第29回北京オリンピック大会に臨む際の、狙う選手と避ける選手について探ることを試みた。狙う選手の指定において、失点効率の高い選手を狙う。レセプション率の高い選手を狙う。どう評価の低い選手を狙う。各々考案されるが、本研究では、選手のレセプション率と失点効率の2項目を採用し、レセプション指数として、狙う選手と避ける選手を指定した。これらのデータから選手の交代が大きな要因としてレセプション評価に影響する結果となった。