2006年の「テクニカルスタディー2005」において島津らは、2006年のグランプリ大会およびワールドグランドチャンピオンズカップ大会を通して、36ローテーションフェイズの勝利から、該当のセットにおける最良のスターディングラインアップの選択について報告したが、2008年の男女オリンピック最終予選大会およびワールドグランプリ大会第4週における日本男女チームの試合から、第29回北京オリンピック大会に臨む際の、最良のスターティングラインアップとレセプション率を探ることを試みた。北京オリンピック大会の各試合において、R3フェイズにおけるNo.12のレセプション率は、多くても少なくても、チーム失点率が高くなっていたことから、42.9%ほどで臨むのが、チームにとって最適な率と言えた。