床上と砂上跳躍動作のキネマティック的分析

Journal of Volleyball Sciences Vol.5. .No.1 May 2003

ジャンプ時の表面（床上・砂上）の違いが跳躍動作にどの程度、影響するかをキネマティック的に分析した。
　動作は反動を用いないスクワット姿勢からの跳躍（SJ）と立位から沈み込み反動を用いる跳躍（CMJ）であった。 SJ、CMJともに床上跳躍の方が高かった。また、床上・砂上ともに反動を用いた動作の方が有意に高い跳躍高を示した。床上と砂上での跳躍動作の違いには、表面との接地時間に若干の違いが見られた。これらは各関節の動き出しのタイミングの違いであり、関節角度が力発揮特性のコーディネーションに影響しているものと思われる。

山田雄太、根本研、伊藤雅充、森田淳悟、進藤満志夫、河部誠一、黒川貞生

ｐ.48　共同研究につき本人担当部分抽出不可能