世界選手権男子決勝戦イタリア対ユーゴスラビアの試合をビデオカメラ2台を同期させて撮影した。選手の腰部をデジタイズし、その座標を3次元上に求めた。センター攻撃に関しては、助走が始まる前はほぼ同じ位置にポジションをとり、そこから数種の速攻に入っていた。レフトの選手の場合、特に興味深かったのは、サーブレシーブをコート中央付近で自ら行い、レフトでボールヒットした時の動きで、レシーブ後の移動が非常に素早かった。これらの攻撃に対したブロックを分析した。セッターからボールが離れるまでは、ブロック選手は移動を開始していなかった。しかも、ボールがトスアップされてから移動を始めるまでの反応時間は非常に速かった。