先行研究によると、回内足、凹足、下腿三頭筋のタイトネスが陸上競技をはじめとする他のスポーツでは、アキレス腱炎発症要因として挙げられている。バレーボールにおいては、足関節捻挫に関する報告はあるものの、アキレス腱炎に関する研究は少ない。そこで大学女子バレーボール選手のアキレス腱炎の発症と、身体特性(動作特性)との関連性を調べ、アキレス腱炎の発症要因を明らかにすることを目的とした。結論として、大学女子バレーボール選手24名中7例にアキレス腱炎を発症していた。アキレス腱炎はジャンプ動作ので軸足に多く発症していた。足部アーチ高が、アキレス腱炎発症要因に関与していると考えられた。