スピードスケート長距離種目におけるカーブ滑走中の下肢キネティクスの変化. バイオメカニクス研究
バイオメカニクス研究 9 (2)
本研究の目的は、スピードスケート長距離種目におけるカーブ滑走中のプッシュオフ動作の特徴やその疲労に伴う変化をキネティクス的に検討し、カーブ滑走スピードの持続に影響を及ぼす要因を明らかにすることであった。その結果、スピードの低下には、左脚における膝関節伸筋群の負担を減らし、レース後半における膝伸展トルクの低下を抑える必要があることが明らかとなった。
湯田淳, 結城匡啓, 青柳徹,藤井範久, 阿江通良
p.53~p.68