世界一流長距離スピードスケート選手の疲労に伴うストレート滑走動作の変化
スポーツ方法学研究22(2)
本研究の目的は、世界一流スピードスケート長距離選手のレース中におけるストレート滑走動作の変化をキネマティクス的に検討し、疲労に伴う滑走動作の変化の特徴を明らかにすることによって長距離種目における滑走速度の持続に役立つ知見を得ることであった。結果から得られた知見として、ストレート滑走において、レース後半ではストローク初期の身体の外傾動作が抑制されることによって滑走局面所要時間が短縮し、ストローク頻度が増大するという特徴があることがわかった。
湯田淳,結城匡啓,青柳徹,阿江通良
p.63~p.74