「公教育における科学教育をめぐる論争に関する一考察」
日本教育行政学会第39回大会自由研究発表(於:帝京大学)
教育の官僚制の原因を、国家の権力統制とみて教育の専門職性を重視してきた教育行政学の「通説」を、現代科学論の視点から批判した。「通説」は、教育内容決定プロセスの官僚化をもたらし、親の子どもの教育への期待、要望を裏切ることになるという逆説的結果をもたらす可能性がある。