「米国における『草の根の』教育改革の現状と課題 ~トップダウン型教育改革との対比を中心として」
日本教育学会第70回大会ラウンドテーブル発表(司会・指定討論者として)
米国においては、人種・民族的マイノリティの生徒や、既存の学校になじめない生徒の教育改善は、「草の根」の教育改革を通じて進んできた。しかし、90年代以降の学力向上への要請を受けて、こうした改革はトップダウン型の教育改革に移行されつつある。こうした現状の中で、米国教育改革の伝統である草の根の教育活動が、どのような状況にあるのかを、教育理念・学校経営・教育評価の3つの側面から検討を加えた。