自転車駆動による無酸素性運動後の効果的なクーリングダウン強度について

体力科学 52 (5)

短い時間間隔で無酸素性運動を行う際の休息期に行われる効果的なクーリングダウンの運動強度の解明を目的として実験を行った。血中乳酸濃度の減少を観点とした場合、リカバリー期に80～100%LT、RPE11～13で血中乳酸除去効果が高い範囲が存在することが示された。また、パフォーマンスの回復を観点とした場合、100%LT強度を超えない強度でクーリングダウンを行うことが効果的であることが分かった。さらには血中乳酸濃度の回復＝パフォーマンスの回復ではないことが示唆された。

岩原文彦、伊藤雅充、浅見俊雄

p.499～p.511 共同研究につき本人担当部分抽出不可能