短時間のインターバルで激運動を行う中間に、Lactate Thresholdを基準として強度の異なるクーリングダウンを実施し、血中乳酸濃度の変化及び2度めの激運動のパフォーマンスから、至的なクーリングダウン強度を明らかにすることが目的であった。あらかじめ測定されたLTの60、80、100、120%強度で10分間のクーリングダウンを行わせた。主運動は40秒間の自転車全力駆動とした。これらの実験から、30分間のインターバルで繰り返し最大努力自転車駆動を行う際の中間にクーリングダウンとしては、LT強度を超えないような80%LT強度付近にて至的なクーリングダウン強度が存在することが明らかとなった。