常圧・低酸素環境下での居住が生体に及ぼす影響
第56回日本体力医学会大会(宮城)
本研究では、3種類の酸素濃度環境下で1日10時間×7日間の常圧・低酸素室滞在を行わせた際の血液性状および全身持久性の変化について検討した。 7日間の常圧・低酸素室居住により14.9%で最大酸素摂取量が有意に増加し、この群では運動時の最大換気量に有意な増加がみられた。さらに、14.9%環境では換気能や酸素運搬能を中心とした呼吸・循環器系機能の向上が起こり、その結果、最大酸素摂取量が増加したと考えられる。
奥村真理、伊藤雅充、浅見俊雄
p.906 共同研究につき本人担当部分抽出不可能