尾山篤二郎の匿名記事‐『詩歌』第1巻(明治44年)所載分‐ (査読付)
人文論叢、第76輯、pp.90-100
歌誌『詩歌』第1巻における4編の匿名記事を歌人尾山篤二郎の手になるものと実証した。それによって、初期尾山の短歌観の闡明および第1歌集『さすらひ』の世界闡明へ向けての基礎資料の充実が図られた。また、結果的に、尾山が『詩歌』初年の対外的な歌壇時評の主力担当者であることも明らかとなった。
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