【講演】啄木短歌の現代性
第38回新潟啄木祭
石川啄木の短歌の特質を「ただごと歌」の観点から考えてみた講演である。現歌壇で「ただごと歌」を強力に提唱・推進している奥村晃作の作品や発言と啄木短歌を突き合わせることによって、新たな照明を当ててみた。すなわち、「ただごと」に徹するが故に、日常が異様な形で現れてくる作歌の機微を確かめたのである。