相撲の人類学
大修館書店
本書は、日本以外の国や民族の間でおこなわれてきた伝統的な民族固有の相撲を対象にした論考が収録されている。担当は、第2章の「中国朝鮮族シルムの持続と変容」である。ここでは、中国朝鮮族のシルムが取り上げられ、中国朝鮮族におけるシルムの認識が、伝統を維持、持続するという方向ではなく、韓国でおこなわれている運動形態の異なるシルムを範として、それにいかに近づけるのかという動きをしていることを明らかにした。
共著者:寒川恒夫編、石井隆憲、店田廣文、足立昭也、井浦吉彦、KNECHT, Peter
pp.57-94.総頁数249.