フォークダンスサークルにおける会員間ネットワークの変化
『東洋大学 スポーツ健康科学紀要』第4号
地域社会に直接的な関わりをもたないサークル活動維持の組織構造を明らかにするために、フォークダンスサークルを取り上げ、過去の調査結果と比較しながら会員間の紐帯の変化について検討した。その結果、当サークルには組織維持の核となる紐帯とそれを取り巻く周辺部の紐帯があること、そして、周辺部にいる会員が技術の獲得を含めた一定の条件を越えることによって、核となる会員の仲間一を果たしていることがわかり、このことがサークルの長期的な維持に関わっているであろうことが推察された。
三浦美沙子
pp.29-38.