フォークダンスサークルを支える組織
『東洋大学紀要教養課程編(保健体育)』 第9号
本論文は、練馬区で約30年に渡って活動を続けているフォークダンスサークルを取り上 げ、このサークルが存続している条件の一つである補助的な組織に注目した。具体的には、フォークダンスサークルの会員を中心に、それぞれのレベルにあったサブ・サークルとでも呼びうる組織が形成されており、この組織の活動を明確にすることで、本来のサークルでは果たせない役割を浮き彫りにさせた。結果として、補助的な組織ができあがっていることによって、様々なレベルの会員を、サークル内につなぎ止めていくことを明確にした。
三浦美沙子、田中博明
pp.51-60.