草相撲の存続と変化-東アジアの事例を中心に-
東洋大学(博士論文)
本論文は、日本、中国、韓国(北朝鮮も含む)で伝承されてきた相撲に注目し、その存続を可能にしてきた社会組織の存在を明らかにすると共に、その機能と構造について言及したものである。日本においては、特に村落構造との関連が分析され、また、中国や韓国では民族意識などに注目して分析を進めている。さらに、相撲の技術やルールが、どのように認知されたり、伝承されたりするかを、中国朝鮮族の事例を通して明らかにしている。
総頁数 363.