ミャンマー伝統スポーツの変容

国際シンポジウム：東洋大学アジア文化研究所（東洋大学）

本報告は、平成18年6月17日に開催された国際シンポジウム「グローバリズムおよびナショナリズムの両圧力下におけるアジアの伝統文化と価値観の変容－アジア地域研究センター5年間の活動を通して－」において発表したものである。ここではミャンマーにおける伝統スポーツに対する民族間の認識を整理した後で、伝統の主体が異なる「チンロン」と「ラッウェ」を取り上げ、それが国家政策の中で、どのように整備され、国家の伝統スポーツとして位置づいたのかを明らかにした。