サッカー選手の等速性筋力とMRIからみた下肢筋力特性-アーチェリー選手との比較から-(査読付)
体力科学56(2)
本研究ではN大学の男子サッカー選手15名と男子アーチェリー選手9名を対象に等速性筋力(膝進展、膝屈曲、股関節進展、股関節屈曲)を測定した。さらにMRI法により大腰筋の筋断面積を算出した。 その結果、サッカー選手はアーチェリー選手よりも股関節屈曲筋力が特に大きく、さらにその主動筋である大腰筋の筋断面積も大きかった。これは走ることが多く、かつボールを蹴る動作が頻繁に行われるサッカーの競技特性を示した結果であると思われた。
津山薫、小林剛、斎藤照夫、清田寛、中嶋寛之
p.223~p.232(測定、分析、執筆を担当)