The effect of neck muscle training on the isometric cervical extension strength and cross-sectional area of the neck extensor muscles  --combined training for neck extensor muscles using a cervical extension machine-（査読付）

Jpn.J.Phys. Fitness Sports Med. 55Suppl.

本研究はN大学の男子柔道部員22人を対象として頸部筋力トレーニング（9週間）が等尺性頚部進展筋力（ICES）と頚部筋断面積に及ぼす効果について検討した。その結果、SU群（シュラッグとアップライトローイングのみを実施した群）では、ICESの有意な増加は認められなかったが、頚部伸筋群の表層においてのみ筋断面積の増加がみられた。一方、COM群(シュラッグ、アップライトローイング、動的な頚部筋力トレーニングを実施したグループ)では、ICESの有意な増加と頚部伸筋群のすべてのエリア(表層、中間層、深層) における筋断面積の増加が認められた。したがって、シュラッグやアップライトローイングに動的な頚部筋力トレーニングを加えた複合トレーニングが頚部筋力を強化する上で効果的であることが示された。

Tsuyama, K., Yamamoto, Y., Nakazato, K., Nakajima, H.

ｐ.1～ｐ.6（測定、分析、執筆を担当）