本研究では、横浜市立T小学校の1年生から5年生の計485人(男子261人、女子224人)を対象に身長、体重、重心動揺を2001年6月と2002年6月にそれぞれ測定し、小学生の重心動揺を横断的かつ縦断的に測定・比較した。 その結果、総軌跡長および外周面積の変化は小学校の2年生の頃までに大きく、それ以降の変化は小さく緩やかな傾向であることが示された。さらに閉眼/開眼比は年齢による影響を受けることは少なく、ほぼ一定であることがわかった。以下より小学生の重心動揺の実態が明らかとなり、重心動揺の発達は小学校の低学年の頃までが大きく、それ以降の発達は小さく緩やかであることが示された。