高校時代のアメリカンフットボール競技歴が頚椎に及ぼす影響について(査読付)
日本臨床スポーツ医学会誌 7(3)
大学アメリカンフットボール選手34名(1年生)を対象に診察時所見・レントゲン所見を高校時代の経験群(14名)・非経験群(20名)の両群で比較した。 その結果、Burner Syndromeの既往を経験群の8例、非経験群の1例に認めた。経験群ではC3/4の骨棘形成を5例、C3/4椎間孔の狭小化を6例に非経験群では各々1例に認めた。以上のように高校時代のアメリカンフットボール経験者は頚椎症状の既往、頚椎の病的変化ともに非経験者に比較して頻度が高いことがわかった。
馬見塚恭子、中嶋寛之、入江一憲、若林敏行、津山薫、井上和彦
p.230~p.233(調査を担当)